在宅業務を斡旋するグレー企業


在宅ワーク希望の人に対する詐欺にご注意について書いたスタッフHYです。
今回は、詐欺とは断定できないものの法律・公序良俗上グレーに見せかけている狡い業者について書きます。
ブラック企業、というほどでは無くグレー企業、と申しましょうか…

準備校型(インターンシップ制度)

時々、こんな募集を目にすることがあります。
それは、「当社が業務指導するので初心者の方も、現場から遠ざかっていたブランクのある方も安心。在宅スタッフとして働きませんか?」というもの。

冒頭からのコレなので薄々お分かりかもしれませんが、こんな募集には注意が必要なのです。
最近ではネットに被害者情報が多くなり警戒もされて、タダ働き・安働きをおおっぴらにした募集で人を集めにくくなったからでしょう。
トライアルと称した勉強期間を設けて、成果物を取りあげる業者がいます。

目的は、「トライアルなら双方合意で報酬は出さずに済むので、合格基準は特に設定せずいつまでも講習生扱いにしておけばずっとタダで使役できる」ということ。
それでもしも、会社にとって都合の良い人物であれば実際に採用するのもやぶさかではない(=青田買いのような感じ…ということも、実際にあるかもしれませんが不明です)

グレーな某C社と接触してみた体験記

大阪の会社。就業前の学生を中心とした企業インターン実施を謳い、養成後は自社で正社員として迎えるか他社を斡旋すると言っているところ。検索しても出てはこないが、人事担当が言うには関西方面でインターンワークショップも活発的に開催して地元の就業支援を行っているらしい。

メイン事業はシステム構築やサーバーレンタル、社会人養成やクライアントのための企業秘を謳うが、自社サイトのサーバーはウィルスに感染しているので、ウィルス検知ソフトからは危険サイトと診断されている。
トライアル進行役として社長自らが肩書きを伏せて登場するが、ビジネス敬語の徹底を要請してくるわりに、こちらからの丁寧な質問には若干無礼な対応をする。

掲載有料の求人情報サイトに人材募集をかけているのを見たことがあるので、安心して接触してしまう人もいるかもしれません。

以下、その会社の募集要項とチャットワークでのやりとりです。


以上です。これでこの会社との関係を終わりました。
面接者○○様と、チャットワーク担当は別人です。
Skype面接のあと、「続きの流れは制作担当に変わります」となり、チャットワークへの誘導でした。
この窓口の人の名前で検索したら、この会社の社長ということが後に判りました。
でも今時の社長なのに、活発的に社会貢献を行っているという会社の社長なのに、Facebookにも存在がありません。

なお、Skypeの面接も、こちらは顔見せで行っているのに、面接者側は非表示でした。無礼ですよね。
そういった具合に、色々なところで情報を出したがらないことが散見されます。

ブラック企業、グレー企業の特徴

社名でweb検索すると、評判、活動内容がほとんど無い

また、あったとしても、「XX会社はどういう所ですか?」と探るような書き込みが僅かにでも見られたらかなり疑わしい企業です。
探られるような、不安に感じられるようなことをしでかした可能性のある会社ということになります。

公表している事業概要を「システム開発」という実体不明で曖昧なものにしていることが多い

公表できる稼働中の実績サイトなどがほぼありません。名目は「クライアント機密を守るため」という言い方をします。

後ろ暗いところほど社会貢献を強調する

例えば、地域活性化、若者の就労支援、エコロジー、地球温暖化防止など。
また、実績も知識も無いのに突如、介護ビジネスを手掛けたりします。

余談ですが筆者の過去の職場で業者側の自覚がある人が、「一日一善を心がけるんだ…」と呟いていたことがあり、よっぽどわるいことをしているんじゃないか?と疑ったことがあります。

社員向けにビジネスマナーや一般常識などの講座を開催し、業務時間外でも取り組みやレポート提出させる

会社に関することを生活の中心にさせ、私的な時間を搾取します。
会社の時間と自分の時間の境界を曖昧にさせて、社員を会社漬けにします(洗脳の一種)。

独自の人員管理システムを作り、格付けをして互いに意識させて競わせようとする

例えば実際に経験した所では。漫画JoJoネタをご存知の方なら判る、「ジョバーナ」ランク、「ブチャラティ」ランク付けを社員にして、別々で専用管理画面…まるでマフィア気取りですね。
本来の良い捉え方をすれば「伸びる目標」であるはずの競争ですが、ブラックグレー企業の場合には中間管理者のマウンティング行為(格付けして自尊心を満たす行為)に留まり、たいした成長も見込めずに停滞します。

どんな些細な社内情報でも外部漏洩を非常に怖れ、法的制裁をちらつかせる

クライアントがいなくても名目は「クライアント機密を守るため」という言い方をします。

実際の企業が提示した制約事項が下です。文字の誤りも原文ママ。

社員を様々な制約で拘束する

企業側に有利でしかない一方的で傲慢な制約が殆どです。本来は交換条件で対等にあるべき労働協定なのですが、ふと気がつくと自分にとっての企業は「自分の生活の中心に近い繋がりの存在」だけしかないことに気づかされます。企業は「いつか見返りがあるかもね」と甘言で釣って、実際にはこちらを対価以上に使役したりします。

会社組織を構成している社員は20代〜30代前半までしかいない

また、幹部とされる人物は「仕事の出来る人間」ではなく「口がたつ人間」です。業務成績を上げて役職に就くのではなく、取り入ることでのし上がります。
なので、現場は巧く業務が進まずに混乱、トラブル多発で有能な人から去っていきます。
そこで自転車操業的に成果物を外注から安く、または騙すような形で獲得しようとするのです。

おまけ(何でそんなに内情知ってるの?何で公開?という問いに対する答え)

20年という会社員生活をしている間に、筆者HYはブラック企業もグレー企業の所属も経験してきました。
最初からブラックだグレーだとわかって入社したわけではありません。
経営悪化した企業はブラック化しやすくなります。

社命に従い、やりたくない事も時には生活の為に我慢せざるを得ない時がありました。
「こんな企業が減ればいいのに…そうだ、危険な兆候がわかって人から避けられるようになれれば、人員が集められない企業はやりづらくなって終息していくしか無くなるのでは?」と思いました。

幸いと言い切ってよいものかわかりませんが、今は人手不足の時代に突入し、労働者側に有利・主張が通りやすくなったとされています。
ネットの発達のおかげで、何がおかしいか、おかしくないかも知ることが出来るようになりました。
このページが、多少の材料になれば、と願っています。

 

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HY

HY

主にデザイン制作物を担当している、40代の在宅ワーカー主婦です。弓道弐段です。襷掛けと羽分け規定のある参段審査の壁は高い!けど、いつか獲るを目指して頑張ります。